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そういや親父とまともに話したのは何年ぶりだろう
 

うちは早くに離婚もしてて父と母は別々
 
仕事人間の父は、いや仕事人間というか宇宙人というか、バケモンっていうか、経営者なんで、いわゆる追われてる人のような感じではなく、追ってる人?みたいな
 
ほんでまぁ東南アジア各地で会社や店舗経営しててそれなりにうまくいってて
 
で、新しくレストランとバーとホテルの複合施設をオープンしたということで、2年ぶり?くらいに親父に会いに行った(エルニド島という島)
 


久々の再会で互いの近況を話しながら、新オープンの施設を見させてもらい、変わらぬ親父のこだわりに安心した
 
息子に自慢の事業のことを見せれてるのが嬉しいのか、終始ニコニコしてたと思ったら、従業員何十人も集めて怒鳴り散らしはじめた
 
(子供の頃、絶対こんな風にはなりたくないと思っていた記憶が蘇る)
 
関わらないように少し遠くにはなれたら、急に父は僕を怒鳴り声で呼びつけた
 
『修平!!!お前!こっちこいこの野郎!!本当の仕事ってやつを見せてやるからここで見てろ!』
 
(プッツ)はぁ??
 
まさか30過ぎて
 
『本当の仕事』を父から説教されるとは
 
僕はその瞬間
 
『本当の仕事ぉだぁーー??テメー誰に向かってモノ言ってんだこのヤロー』
 
父『テメー!親に向かってテメーとはどーゆーつもりだこのヤローー!!』と殴りかかってきた
 
2人は取っ組み合いになり、数十人の屈強な現地スタッフに、止められる
 
『シャチョーヤメテクダサイ!シュウクンもヤメマショウ!オチツイテクダサイ!』
 
ん?こいつシュウクンって呼ぶのか?俺を(妙に冷静)
 
そんなこんなで、親子で別室へ
 
『お前はウチの後継者になるんだ』
 
はぁ??ーーー!!!!!!ここで??ww
 
絶対嫌だ。俺はたぶんこの人を倒す為に生きていたんだと、取っ組み合いで気付いた
 
家族を悲しませてきたり、それを自分が支えてきた自負もあった
 
彼に頼らず独り立ちして生きてきた自負があった
 
今俺が彼に否定されたら、培った全てが無くなってしまう気がした
 
いつも怖くて逆らえなかった父。今となっては震えながらも決して屈することなく、向かっていけたのは僕の周りにいてくれる全ての人達のおかげだ(日本のみんなありがとう!)
 
大袈裟ではなく、もうそのくらい僕にとってこの親父は曲者で
 
父としても、男としても正直今も認められない
 
でも勘違いしないで欲しいのは仲が悪いわけではなく、毎週日曜日の夜はLINE電話で大体朝まで互いの仕事論を語り合う関係だ
 
サービスマンとしてのプロフェッショナルぶりや、彼のビジネスのスタンスに関しては僕は絶対的なリスペクトを置いている
 
だから、互いに尊重し敢えているうちはいいのだが、
 
 
 
『本当の仕事を教えてやる』
 
 
 
といった言葉を言われた瞬間、全てを懸けて彼を殺そうと思うくらいの勢いで殴ろうとした
 
正直今は後悔してる。それは結果止められて殴れなかった自分に対してだw
 
思い出しただけで腹立つw
 
でも尊敬はしてるのだ。カッコいいとも思ってる。
 
少し話しはそれたが、、、
 
嫌だという僕に対して、親の権利を使う、理不尽だがお前が継げと言ってきたw
 
なんじゃそりゃーと
 
『お前は俺の息子だ。俺もいつどうなるかわからん。お前しか無理だ。継げ。それが遺言だ。』
 

 
ズルい、なんとズルすぎる。
 
『ぜったい嫌だけど、あんたは俺の親父だから、継げと言われたら、俺が継ぐよ』(えーー!いーの?いーの?)
 
正直自分でもわからないが、もはや意地のようなもんだろう。受け入れてしまった
 
 
まぁでも
 
 
俺は絶対嫌だと言えたこと、でも血の繋がりだからやってやるよと言えたこと、親父とぶつかれたことは良かった
 
 
理屈を抜きにして妙に盛りだくさんで充実してしまったのだ
 
 
疲れたんだと思う
 
 
子が親を継ぐという世界はうちには関係ない世界だと思っていた
 
 
自立こそ全てと教わってきた柴田家で一人で生きることを一番に考えてきた僕の頭には、全く継ぐなんて選択は無かった。?いや、どうなんだろう。本当はあったのか?ワンチャン親父の財産あてにしてた俺がいたのか?わからない
 
 

 
 
僕は特に父から助けられることにだけは強烈な拒絶心がある
 
 
誰のおかげで飯が食えてると思ってんだー、の呪文を受け過ぎてなのか、だったら自分で臭い飯を拾って食うぜ!という思考になっていた
 
 
だから嫌だと言ったし、いまだにボコボコにしとけばよかったと思ってる
 
 
父はそんな俺を見て、自立した俺をみて、継げと言ったのだろうか?
 
 
そこはヨボヨボになったギリギリで聞いてみよう。
 
 
まだまだ、くたばりそうにないし。
 
 
そんな親子の話し。
 
 
 
来年くらいから家業を徐々に引き継ぐことになりましたって話し。
 
 
 

愛だろ?愛
 
 
 
柴田

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